Romiについて

Romiは、長野県伊那市で2023年12月から始まった実証事業でも活用されています。
この事業は、誰もが地域でいきいきと暮らし続けることができるように、Romiの市民への貸与を通じて自立に向けた伴走支援を行ない、外出の機会創出やQOLの向上を目指しています。この事業では希望した20名（40代以上男女）の住民に2ヶ月Romiを貸し出し、孤独・孤立対策／QOLの向上に向けて効果があるかを検証しています。

北海道十勝地方にある池田町の「池田町福祉協議会」では、健康づくり・介護予防のための高齢者福祉施設に、2021年6月からRomiを設置しています。Romiと会話することが施設に通う動機のひとつになることや、ロボットとの会話が共通話題となり高齢者同士の中が深まることなどを期待され導入に至りました。
施設のカウンターに設置されているRomiは、高齢者を日々笑顔にしています。

東京都世田谷区にある 子どもと妊婦さんのための病院・研究所である国立研究開発法人 国立成育医療研究センター様（以下「成育医療センター」）からお声かけいただき、2022年12月にRomiを10台を寄付しました。Romiはセンター内の医療型短期入所施設や外来スペースの受付など計7か所に設置されています。外来処置室のカウンタにいるRomiは、点滴などの処置の前の子どもの緊張をほぐす役割も果たしています。

Romiは、エルステッドインターナショナル株式会社が運営する児童発達支援・放課後等デイサービス「プライズキッズ」への支援を2022年8月より開始したほか、言葉によるコミュニケーションに苦手意識がある発達障害者の会話の練習をサポートする「会話トレーニング対応モデル」を、デコボコベース株式会社と2023年10月より共同開発しています。今後も、発達障害をはじめとしたコミュニケーションに課題を抱える方との、より良い関わり方を模索してまいります。

独自開発をしたプログラミングツール「Romiシナリオエディター」を使い、様々な教育現場でのプログラミング学習にもご活用いただいています。渋谷区本町学園さまでは、小学生から中学生まで難易度の違うカリキュラムを用意しプログラミング体験を実施しました。プログラミングを初めて体験するお子さまでも簡単に使うことができるので、プログラミング学習の第一歩として様々な教育機関でご活用いただいています。